小林千絵のＢＤ～22

第17話　#4


意味：近付いていく

時間：10分

注意点：跡部と別れてから1ヶ月半以上経った

　　　　　食欲がないから3kg減量した

　　　　　貢いだ金額は20～30万程度

泣き所：無し

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跡部がいなくなった後の千絵を想像した。

1人でずっと跡部を待っている千絵。

とても寂しい気持ちになった。


なにをしていても跡部の事を考えてしまう。

なにかをしたら跡部といた時の記憶が出てきそうで嫌になる。

こんな風に未練がましく跡部の事を考えすぎてしまう自分が嫌だ。

…分かるよ。

そんな風に考えたくないのに、心って不思議だよね。

勝手に跡部の事考えちゃうんでしょ。

私もそういう体験あるよ。

ずっと跡部と千絵の事考えてた時もある。

ずっと嫌いな人の事考えてた時もある。

ずっと好きな人の事考えてた時もある。

色々体験したよ。

けどね、どれも共通していたのは

自分の気持ちに素直になって認めてしまえば楽になれたよ。

堂々と生きていけそうな気がしたよ。

今の千絵は、

跡部じゃなかったんじゃないか?

とか、

何を馬鹿みたいな事してたんだ。

とか、考えてるんでしょ。

けど、認めちゃおうよ。

あれは跡部だったし、馬鹿みたいかもしれないけど自分にとって幸せな事ばかりだった。

もっと思い出を大切にしよ?

そうしたらきっと綺麗な未来が待ってるはずだから。


最後にした独訳。

その時、千絵は「結婚しない?って女に言わせちゃ駄目じゃない?」って言ってた。

その言葉を聴いて私は笑っちゃったよ。

流石は跡部だよね。

その辺きちんと理解してるよ。

なんだか、この辺りの時点でかなり伏線があって、改めて作者の素晴らしさを感じる。