小林千絵のＢＤ～28

第21話　悲劇のディナー編


意味：

時間：13分

注意点：食事に3時間以上かかった

　　　　　夕食のメニューで詳細が出ていたのは

　　　　　ドンペリニヨンゴールドのレゼルヴ・ド・ラベイ1985年製、ヴィンテージ・シャンパーニュ

　　　　　ペリグルディンヌ・ソースのサラダ

　　　　　メートル・ドテル・バターのブルゴーニュ風エスカルゴ

　　　　　うずらとチーズのフライ

　　　　　洋なしの赤ワイン煮

　　　　　牛乳茶碗蒸し

泣き所：無し

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エスカルゴ!!

ゲテモノ!!

この時の千絵は本当に面白かった。

いつもよく喋るし、変な事考えたりしてるけど、エスカルゴの時は最強だと思う。

跡部もよく笑ってたしね。


食べる前にドンペリニヨンで乾杯しようとした時。

跡部は千絵に何かを伝えようとしていた。

けど千絵の乱入によって伝えることが出来なかった。

その光景があまりにも2人らしすぎたよ。

なんて跡部と千絵はここまで馬鹿騒ぎが似合うんだろうか。

結局、豪勢な食事だというのに、感動しそうな雰囲気だったのに、

貶して乾杯してしまったじゃん。

それが似合ってはいたし、私的にも幸せな光景だった。

やっぱりさ、跡部と千絵はこうでなくちゃね。


跡部は千絵がいる世界を実感していたんだと思う。

千絵は自分が料理をした時に「美味しい」と言われて凄く喜んでいたでしょ。

それと同じように、跡部もきっと「美味しい」と言われて用意させた甲斐があっただろうし

千絵の幸せそうな顔が見れて満足だっただろう。

そして、いつも使っている客室に千絵がいる。

絶対に千絵がいてはいけない場所に千絵がいる。

それが感動的で、一生忘れないように頭に焼き付けていたんだろうね。

それと、千絵の世界で2人でずっと食事していた事も思い出してたんだと思う。

本当に、跡部は幸せそうな顔をしていたんだと思うよ。