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ヲタクのブログ(*´∀`*)   ネタばれ嫌な人はUターンですよ!!
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Sat 27 , 09:30:58
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Wed 16 , 00:29:17
2011/11
第16話 #1


意味:あなたに浸っている それからその後

時間:15分

注意点:戻ってきてから1日病院・1日休み・その次の日から学校へ行っていた

     ドレスを仕立てたのはシャネル銀座

     オーダーメイドでフランス産

     ドレスの型はエンパイアドレス

     胸の部分に刺繍入

     ジュエル刺繍(ダイヤ、ピンクダイヤ、ターコイズ、オニキス)

泣き所:無し





あれだけ千絵に駄目だと言っていた跡部。

それなのに千絵のせいで跡部が落ちてしまった。

落ちる…いや、浸ってしまった。

浸ってしまった結果、ずいぶんと弱々しい思考になってしまっている。

今までの不敵な笑みの跡部じゃない。

千絵とは会うべき存在じゃなかったんだから覚えていたいと思うのが変だ

そんな風に考えている跡部なんて、跡部じゃないよ。

もっと強気で、絶対に忘れないでやる!!

それぐらいじゃないと跡部らしくない。

たしかに忘れるのは恐いよ。

思い出なんていつかは薄れてしまうものだし。

それはどうしたって変えられないものなんだよ。

だからこそ、自分以外の誰かに少しだけでいいから存在だけでも知っていてほしい。

形に残して、忘れても思い出せるようにしたい。

そんな風に考えるんだよ。


跡部は千絵のためにドレスを作ってるよね。

初めてドレスの型を調べたんだ。

凄く可愛かった。

エンパイアドレスって凄く可愛いね。

千絵に似合うかな?

…うそ。

絶対に似合うよ。

だって跡部が選んだんだもん。

似合うよ。


跡部がドレスを作ったように、私は今年ブレスレットを作った。

ずいぶんと価値は違うけれど、想いは一緒だと思うんだ。

忘れたくない。

渡す相手はいない。

ただの自己満足だと知っている。

誰かに知らせる事はない。

けど作りたい。

そして一生人目に触れないように保存しておきたい。

いつかずっと後に見返した時に覚えていたらいい。

…そんな願いは一緒だと思う。

なんか、一緒の行動をしていたと思うと、ちょっと笑っちゃったよね。

私は千絵と一緒とばかり思って、跡部は凄い人と思っていた。

けど、やっぱりなんだかんだで私は跡部にも似てきたんだね。

これだけ一緒にいると似るんだね。

嬉しいな。
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Tue 15 , 00:41:52
2011/11
第15話


意味:彼がいない

時間:9分

注意点:出会ってから2ヶ月と2日経った火曜日

     正確には日付を跨いでいたので水曜日の深夜で消えた

     水曜日、千絵は寝ないで跡部専用ラックの前に座っていた

     3日後(土曜日)の夜にやっと跡部がいなくなったと頭で理解する

     テニスの世界と同じように月に薄く雲がかかって虹が出来ていた

泣き所:跡部からの手紙

     テニスをしてるときの跡部の顔が一番、好きだった。





跡部、帰ってきてよ。

ねぇ、今すぐ帰ってきてよ。

昨日の夜に千絵の悪い所を言うだけ言って、さっさと帰っちゃうなんて酷いよ。

ねぇ、早く千絵の隣に戻ってきてよ。

千絵はまだ変われてない。

前の自分が駄目だったのは跡部のおかげで分かったと思うけど、

まだ全然変われていないんだよ。

その証拠に千絵はまだ自分を下に見ている。

跡部を好きになっちゃいけなかったって思ってる。

最後の文章、

ごめんね。

こんな事思っちゃうような駄目な子なんだよ。

まだ跡部が一緒にいてあげなきゃ。

それに、跡部がいなくなった時に千絵は泣かなかった。

泣くほど悲しい事実だったはず。

それなのに千絵は心が灰色になってしまっていた。

なにも感じていないフリをしていたんだと思う。

ここで泣いてしまったらまた跡部に負けた気がする。

そんな無駄な意地を張っていたんじゃないかな。

それじゃぁ駄目なんだよ。

感情を殺しちゃ死んだと同じ意味なんだよ。

千絵だってそれを理解していたじゃん。

それなのに泣かないなんて…、見ていて辛いよ。


3日後の夜、千絵は水を捨てた。

食器を全部捨てた。

破片が千絵の右腕を掠って怪我をした。

千絵は泣きもしないし、痛がりもしない。

身体的にも血が出たりする事もない。

逆にそれが痛々しいよ。

ねぇ、もっと感情的になってよ。

明日から無理して元気になろうとしなくていい。

悲しいのであれば悲しんだほうがいい。

ねぇ、千絵。

大切なこと教わったんじゃないの?


跡部からの手紙に1ヶ月と29日とか、って書かれてた。

ギリギリそれ以上いれたよね。

けど書き直していない。

それってやっぱり千絵の様子がおかしかったから書き直す事を忘れてたんでしょ。

手紙よりも目の前にいる千絵の方が心配だもんね。

そう考えると、跡部に心配かけてたんだなぁって思った。

心配かけてごめんね。

ありがとう。
Tue 15 , 00:40:55
2011/11
第14話


意味:彼女がいない

時間:27分

注意点:テニスの世界では跡部は1週間不在・3日前の昼に三段橋で発見

     最後の夜に着ていたジャージとTシャツが証拠

泣き所:最後、跡部が泣いた時の言葉





とうとう元の世界に戻っちゃったね。

こんなに取り乱してる跡部はこの時だけだよね。

だって跡部だよ?

取り乱してる姿とか想像出来ないよね。

けど、それほどショックで、認めたくなくて、まだ千絵に会えると信じていた証拠。

取り乱している跡部は見ていられないけど、ちょっと嬉しかったりするんだ。

それだけ千絵に会いたいと願っていて、千絵と過ごした2ヶ月と少しを楽しんでいたという事だから。

それに、どれだけ千絵の事を想っていたのかが知れた。

千絵の世界にいる時、跡部も色々正直な想いを言ってたよね。

けどやっぱり千絵ほど曝け出してはいなくて。

千絵が大切なのは知っていたし、千絵とずっと一緒にいたいのも知ってたけど、

それでも今回ほど千絵を想っている事を知れる事はない気がする。

それほど今回は千絵、千絵、としか言ってないんだもん。

今までの跡部なら「俺様が世界の中心」ぐらいの勢いだったのに

今では「千絵がいてこその世界」になっちゃったもんね。

それだけ跡部にとって千絵は大きな存在で支えとなっていたんだね。

それだけで私は嬉しいよ。


第14話の見所はもちろん跡部の想い。

けど、もぅ1つ欠かせないのが…助演男優賞!!

忍足侑士!!!!!

やっと出てきました!!

テンション上がるよね!!

忍足は良い味出してるよ、本当に。

忍足曰く、千絵は可愛い系の年上お姉さんみたいだけど、その認識間違ってるよ。

跡部も訂正しなよ。

忍足がなんだか可哀想じゃん。

忍足と跡部が会話している時、跡部は不意にテニスをした時の忍足亮を思い出してたよね。

そういうのが嬉しいんだ。

跡部が元の世界に戻っても、ふとした瞬間に一緒にいたことを思い出してくれると嬉しい。

それだけでも千絵は凄く喜んでくれると思う。

だから…

だから…

忍足の股間にラケット当てていいよ!!


忍足と変な会話をしたけど、それぐらいでどうにか

平常心になれるほど小さな存在ではなかった千絵。

跡部が1人で泣いたシーンは私も泣いたよ。

ありがとう。

さようなら。

1人の人間として、跡部と居た人間として、本当に好きだった。

凄く心に沁みた。

言葉で表せるほど陳腐な感情じゃない。

どれだけ世の中に言葉があっても言い表せない。

だからたったこれだけの言葉になってしまっているけど、私は分かるよ。

この言葉にとても沢山の意味が詰まっていること。

千絵への感謝が溢れ出していること。

それだけ跡部が千絵を想っていたこともちゃんと知ってるよ。
Mon 14 , 01:54:47
2011/11
第13話


意味:ドイツに伝わる美女と騎士の悲しい恋の物語で、

   不実の恋人に絶望してライン川に身を投げる絶世の美女の話

時間:27分

注意点:フランスのニースに跡部は別荘を持っている

泣き所:次の休みに2人でこの海辺に昼間来ようと約束したシーン





感動もあるけど、感動という言葉だけじゃない。

教えられる。

跡部に生きる方法を何度も教えられて、いつも憧れる。

跡部が言うように私も生きてみたいと何度も願った。

千絵と同じように私も成長したいと思った。

…そんな事を考えていたらもう5年経ったらしい。


第13話は知っての通りこっちの世界で過ごす最後。

海辺で思っている事を全部曝け出す。

いつも自分の事となると感情を隠すんじゃなくて消してしまって、

傷つかないように自己防衛をしてきた千絵だけど、

跡部の前で全部を曝け出した。

テニスをしてからずっと考えていた事。

帰ってほしくない事。

悩んでいる自分が嫌な事。

ずっと一緒にいたいっていう事。

誰にも見せたくはない涙。

全部曝け出したね。

そこまで言えるのは相手が跡部だから。

跡部だから何でも言えるんだ。

そして跡部はきちんと駄目な所は駄目だと言ってくれる。

結局千絵は跡部に妬いていたんだ。

あまりにも跡部が凄すぎて、悔しくて、妬いてしまった。

その内容がいつの間にか紆余曲折してしまい、こんな考えをする自分が嫌。

そうなってしまった。


この話のほとんどが今まで言えていなかった自分の気持ちを曝け出すという内容。

だから私から特に言えることはない。

私が生き方に悩んでしまった時は、この話を読んだら良いと思う。

自分がどうやって生きれば恥じない人生になるのか。

それを跡部が教えてくれるから。


跡部が言っていた言葉。

「泣きたい時は素直に泣けば良い。

 笑いたい時は素直に笑って、怒りたい時は素直に怒れば良い。

 それを否定してたらお前、死んだも同然だぜ。」

グサッと刺さった。

今の私にはこの生き方が出来ているだろうか。

素直に生きているのだろうか。

5年間ずっとこの事を考えながら生きてきた。

5年前より泣くようになったよ?

笑えるようになったよ?

けど、怒れてない気がする。

怒るって怖いよ。

それこそ相手に嫌われる覚悟が必要だし。

…けど、ここで怖がって何もしなかったら駄目なんだよね。

跡部が教えてくれた事、頑張るよ。

この跡部が言った言葉こそが、この小説の大前提なんだよね。

それを考えると、かなり心に沁みた。


ある意味で最終話となっている第13話だけど、案外泣かなかったよ。

いつも「泣くだろうなー」って思いながら読むんだけど、ほとんど涙は出なかった。

たぶん跡部の言葉を真剣に聴いていたからだと思うの。

泣く、よりも、考えさせられる、の方が多いからね。


けど泣いてしまった。

最後に泣いてしまった。

だって次の休みの日に昼間、2人でこの海辺に来ようって。

約束ね、って。

それは叶わない約束。

…だと思っていた。

けど本当は叶ってたんだよ。

次の休みとは行かなかったけど、ちゃんと約束は果たされたんだよ。

2人で昼間の海辺に行ったよね。

そこでまた、自分達の気持ちをぶつけ合ったよね。

それを思ったら涙が出てきた。

跡部と千絵は叶わないはずの約束を違う形だろうとも叶えていた。


どれだけ良い話だろうとも、やっぱり最後の1人になってしまう言葉はとても重たい。
Mon 14 , 01:53:55
2011/11
第12話


意味:後悔する 惜しむ 遺憾 残念 悲嘆 落胆 失望 哀悼

時間:30分

注意点:この時、二ヶ月目前

     この後行く海辺は帰宅中の道から少し戻った場所

     花火には季節はずれ


泣き所:跡部からの手紙

     電話で千絵が「ごめんなさい」と謝ったシーン





いつも俺様、俺様な跡部がどれだけ千絵の事を真剣に考えていて

どれだけ千絵を知っているかが分かる第12話。

とても良い話だし、感動も出来るけど、終わりが近づいているのを感じて少し切なくなる。


意外にも、跡部が家を出て行った直後に千絵は冷静になってるんだね。

あれだけ恐い想いをしたのに、すぐ冷静になれるってことは

きっとそれだけ後悔して、跡部に嘘をついているのが嫌だったんだと思う。

千絵が見つけた木製ラックに入っていた跡部の手紙。

自画自賛多いし、中傷が多いけど、それでも大切にされているって分かる内容だった。

あの跡部が千絵に出会えて良かったって言ってくれた。

ずっと千絵は「跡部と一緒にいれただけで良い。だからお礼はいらない」って思ってたじゃない。

そんな千絵にはこの跡部の言葉は本当に嬉しかったと思う。

跡部も同じ気持ちだったんだよ。

一緒にいれて良かったって、そう思っててくれたんだよ。


バスの中で跡部はずっと千絵のことを考えていた。

私、嬉しかったよ。

跡部は本当に千絵のことを理解してる。

2ヶ月一緒にいただけのことはあるね。

そんな跡部だからこそ、千絵が嘘をついている事に気がつけた。

他の人なら、まず怒ったまま関係が終了する可能性が高い。

けど跡部は千絵との関係をこのまま終わらすのは嫌だと思った。

千絵も思っていた。

跡部は千絵の事を本当によく見ていたんだね。

いつから変だったのかとか、よく言われる言葉とか、いつもの態度とか

全部、全部、跡部は覚えてたんだよ。

そんなに自分の事を考えてくれている人なんて滅多にいないよ?

千絵は、本当に大切にされているんだよ。


跡部が吐きそうと言っていた。

「帰ってくれない」とか「あんたの事なんて誰も好きじゃない」とか色んな暴言を吐かれて。

それを思い出して。

それと考えがまとまらなすぎて。

吐きそう、と言った。

ねぇ、千絵も一緒だったよね。

千絵が氷帝に行った時、氷帝メンバーから千絵も暴言吐かれたよね。

その時、千絵も吐きそうって言ってた。

なんだかんだで、跡部と千絵は同じなんだよ。

似たような経験をするし、似たような状態になるし。

けど、その辛さは相手の事を真剣に想っているから。

跡部は千絵を想って、色々考えていると吐きそうになった。

千絵は跡部を想って、会いたいと強く願ったら吐きそうになった。

このタイミングで言うのも変かもしれないけど、アンタ達お似合いだよ!!


跡部からの電話で泣いた。

千絵が一瞬死んだんだ。

正確には千絵のプライド。

跡部が「お前の顔は見たくない」と言った瞬間、プライドが消えた。

そして心からの言葉が出てきた。

「ごめんなさい」

そして涙も出てきた。

凄く純粋で綺麗な涙と、ごめんなさいという謝罪だったと思う。

あの千絵が、無駄にプライドの高い千絵が、道端で泣いたんだよ。

跡部と電話して泣いたんだよ。

さっきも手紙で泣かされたのに、また泣いてしまったんだよ。

それだけ千絵は後悔してたし、跡部に会いたいと願っていたっていう事だと思う。

…まぁしかし、その後すぐにいつもの千絵に戻る辺りが好きなんだよね。

千絵らしいじゃん!!


跡部を迎えに行ってから、跡部に叩かれた。

いつもは殴り合いとか投げ合いとかしている2人なのに。

跡部が千絵の頬をパシンと叩いた。

ビックリした。

けど、そこには跡部の優しさが溢れ出していた。

なにもしないのは、跡部も嫌だし、千絵も嫌だ。

だからといって、ここで暴言を吐いたらさっきみたいになってしまうし。

思いっきり殴ったら…、いや、殴りたくなかったんだと思う。

だから初めて叩いた。

暴力の多い跡部だったけど、本当に優しさが溢れていた。



余談

第11話を読んだ直後から、私はなにも出来なくなった。

寂しくなった。

いつもなら心の中に常に跡部と千絵がいたんだ。

嬉しい事も、悲しい事も、辛い事も、全部2人が見ていてくれて、支えてくれた。

けど昨日はその2人がいなかった。

私は1人ぼっちだった。

そしたら世界が灰色になった。

何もしたくない。

 私を支えてくれる人はいない。

何も考えたくない。

 考えても意見してくれる人はいない。

何も見たくない。

 共有してくれる人はいない。

だからぼーっとしていたら、跡部の言葉が思い出されて、吐き気が襲う。

ねぇ、跡部、千絵。

最近の私は跡部と千絵を放置してリアルと楽しむことが多かった。

そのたび、私は跡部と千絵のために生きているのにこんなことしてていいのだろうか、と考えてた。

それで苦しんでいた。

けど、違ったね。

いつも跡部と千絵が私の心の中にいて、いつでも一緒にいてくれているからこそ

私はリアルを楽しむことが出来た。

跡部と千絵を忘れたワケじゃなかったんだよ。

どんな時でも、跡部と千絵が一緒にいてくれる。

それだけで世界に色がつくんだ。

それだけで私は笑うことが出来るんだ。


…ふと思った。

跡部と千絵が喧嘩ではなくて、本当に消えてしまったらどうするのだろうか。

いつか終わりが来ることを知っている。

その時私は灰色の世界で生きていけるのだろうか。

リアルで大切な人が出来た、と思っていたけれど

跡部と千絵が喧嘩しただけで生きる事が困難になった私に

一生生きていけというのは出来る事なのだろうか。
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プロフィール
HN:
小林千絵
性別:
女性
職業:
ヲタク。
趣味:
ネットサーフィン(アニメ関係Only)
自己紹介:
好きな声優は諏訪部・森久保・宮野・石田・保志・・・等々。I❤声優

好きな俳優は桜田通・鎌苅健太・佐藤健・・・等々。

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偽人生 (c)小林千絵
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